また、サラダ?
という声が聞こえてきそうですが。
私、サラダ好きなんですよね。
子供のころから、サラダで白飯食べるタイプでした。
今回は、美食探偵にでてきた、ニース風サラダ(サラド・ニソワーズ)が気になったので再現してみました。
マンガ飯を再現する前に
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「美食探偵」原作では、マリアが南フランスを訪れた際、一夜のアバンチュールを楽しむのですが、そのエピソードにこのニース風サラダが登場します。
アバンチュールのお相手は、日本人商社マンです。
ワインに詳しくて、紳士的な男性。
その日本人商社マンは、マリアを口説くとき、独身と申告します。
しかし、マリアは、ベッドで寝ている商社マンの左手薬指に指輪跡を見つけるのです。
サイドテーブルの引き出しには、腕時計と結婚指輪が・・・。
「まぁ、悪い子だわ。お仕置きしなきゃ」
マリアの殺意がまた、ひっそりと芽生えます。
ベッドを共にした翌日の朝食で「ニース風サラダ」を食べ、商社マンは死んでしまいます。
なぜなら、サラダには、水仙の茎が入っていたからです。
水仙の茎に含まれるリコリンという成分が、神経中枢を麻痺させる作用があります。
でも、これで死ぬ?と思ったのですが、かなりの量を食べて、そのまま誰にも見つからず、しばらく放置されたら、死んでしまうこともあるかもしれません。
「そのサラダ、全部食べたら、また会ってあげる」
とマリアはささやきます。
「食べますよ!全部食べます!」
むしゃむしゃ食べた男性は、南フランスのホテルの一室で息を引き取るのでした。
マンガ飯に出てくるニース風サラダについて
本場ニースで振舞われる、サラド・ニソワーズには、生野菜しか使わないのがルール。
水仙の茎の見た目は、ニラやレモングラスのような感じで、鮮やかな緑色が映え、フレッシュな生野菜を使うサラド・ニソワーズにピッタリなビジュアルです。
美食探偵では、このサラダにレモンのしぼり汁をたっぷりと振りかけています。
レモンの香り、酸味で水仙の茎の青臭さ、苦みが緩和されたのかもしれません。
ということで、マンガ飯を再現してみた
前置きが長くなりましたが、私が作りましたサラド・ニソワーズがこちらです!
一応、お断りしておきますが、水仙の茎は入っていません。ご安心を。
ニース風サラダには、アンチョビ、ツナがはりますが、私が作ったものには、アンチョビの代わりにサーモンの酢漬けを使っています。
使った生野菜は、次の通りです。
・ラディッシュ
・プチリーフ
・三つ葉
・トマト
・きゅうり
・パブリカ(赤・黄)
好きな野菜をたっぷりと。
ゆで卵の代わりにうずら卵を使っています。
このサラダで、白飯3杯くらいいけます。
これって、ニース風じゃなくて、うさ子おばさん風じゃないの?
って言われそう。
うさ子おばさん風・・・、何か、ステラおばさんみたい・・・。
クッキー焼いてねぇよ!(by近藤春菜)
時を「美食探偵」に戻そう
美食探偵に戻りますが、私、この南フランスでのマリアがとても印象的なのです。
「さようなら、若くて美しいソムリエさん」
マリアはこう言って、輝くような笑顔を残し去っていきます。
もう、二度と会えない一夜の愛人。
愚かな男性が、美しい女性を恐ろしい殺人鬼にするのかな。
そんなことを考えながら食すサラド・ニソワーズは、酸っぱくて、ほろ苦い味わいです。
このサラダを食べるたび、美しい女性の横顔が浮かびます。
ロマンティックで、美味しいサラダを今夜の食卓にいかがですか。
シャンパンが合いますよ。
美味しいものを作ること、食べることが大好きです。
転勤族の妻として人生の大半を過ごしてきました。
知らない土地での孤独感を、孤高に変えて生きてきました(大げさな)
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